Q. レブロ図面に機器表を作成したい
A. データリンクの[レブロに表を貼り付け]で表を作成します
機器表の書式が設定されたExcelに対して、データリンクで表に出力する項目の設定を行うと、[レブロに表を貼り付け]で表の内容と要素のプロパティ項目がリンクした表を作成できます。
機器表の書式をExcelファイルで作成します。
[ツール]タブ-[データリンク]をクリックします。
[データリンク]ダイアログが開きます。タイプの設定をします。
タイプについてはFAQ「[データリンク]コマンド内の「タイプ」とは何ですか」をご参照ください。
[設定]の[選択]をクリックし、[Excelファイルの選択]ダイアログからExcelファイルを選択します。
[開く]をクリックします。
エクセルのセル位置の設定や値を保存する要素の絞り込み、キーの設定をします。[設定]の[Excelのセル位置指定]をクリックします。
[Excelのセル位置指定]ダイアログが開き、選択したExcelファイルの内容やプロパティ項目が表示されます。
値を保存する要素の絞り込みや、キーの設定を行います。
キーについてはFAQ「[データリンク]コマンド内の[キー]は何を設定しますか」をご参照ください。
[Excelのセル位置指定]ダイアログで1つ目の要素のデータに該当する範囲を選択し、[基準範囲の確定]をクリックします。基準となる範囲(濃いピンク色の枠)が確定します。
薄いピンク色の枠上のハンドルをドラッグし、データが繰り返す範囲(薄いピンク色の枠)を指定します。
ここで決められた範囲が、1シート分のデータ出力範囲になります。
セルにプロパティの項目をあてはめます。
[値のセルを指定]を選択し、[プロパティ項目]から機器表に出力する項目を指定します。
項目を出力するセルを選択し、[セル枠の確定]をクリックします。
基準範囲内の選択したセルが青色枠で囲われ、相対位置が同じ薄いピンク色枠内のセルが水色枠で囲われます。
他のセルも同様に指定し、[Excelのセル位置指定]ダイアログの[OK]をクリックします。
補足説明
セルの位置指定ではレブロの要素のプロパティ項目とセルの関連付けの方法を指定します。
それぞれの詳細につきましては、テクニカルガイド「データリンク(概要編)」をご参照ください。
[レブロに表を貼り付け]をクリックします。
表を貼り付けるレイアウトを表示し、クリックして貼り付けます。
機器表のシートが複数ある場合は、リボンの[表の設定]パネルにて貼り付けるシートを指定します。
補足説明
図面に貼り付けた表は要素とリンクしているため、要素のプロパティの値を変更すると貼り付けた表の値も変更され、貼り付けた表の値を変更すると要素のプロパティの値も変更されます。
ただし、要素の増減や外部参照の設定を変更した場合は、表を選択しコンテキストメニューから[表(データリンク)の更新]を選択して更新する必要があります。
Excelから読み込み、レブロに貼り付けた表の値を変更した時、変更できるレブロの情報は下記の通りです。外部参照図面の要素は変更できません。
プロパティ項目 | 対象 |
---|---|
[部材情報]※1 | [部材情報]カテゴリを表示する要素(機器器具や制気口など) |
[部材パラメータ]※2 | パラメトリック部材 |
[配光データ](編集可能な場合のみ) | 照明器具 |
[計算]-[風量]※3、[流量]※3 | 配管系要素・ダクト系要素 |
[梁番号]-[記号]、[枝番] | 梁 |
[カスタムプロパティ]※1 | カスタムプロパティに対応する要素すべて |
[ハイパーリンク]※1 | ハイパーリンクに対応する要素すべて |
[盤の情報] | [盤の管理]の情報およびリンクしている機器 |
[拾い集計]-[グループ](ユーザー部材のみ)※5、[集計する]※5、[大分類]、[中分類]、[小分類] | 拾い集計に対応する要素すべて |
[電気器具]-[点滅区分]、[配線余長]、[負荷容量[W]]、[負荷容量[kW]]、[負荷容量[VA]]、[負荷容量[kVA]]、[相]、[電圧[V]]、[運転時の最大電流[A]]、[始動方式_工事区分]、[始動方式] | 電気器具 |
[接続先]-[盤名称]、[種類]※5、[回路番号]、[添字] | 電気配線 |
[接続先]-[盤名称]※6、[幹線番号]※6 | 盤 |
[配線]-[条数記号]※5、[敷設方法]※5※7 | 電気配線 |
- ※1要素に存在しないプロパティ項目は、追加して読み込みます。
- ※2パラメータ名が完全一致する場合のみ読み込みます。
- ※3設定できるのは末端の要素のみです。
- ※4テクニカルガイド「盤の管理・盤図の出力」p.31をご参照ください。
- ※5プロパティパネルのリストと同じ場合のみ読み込みます。
- ※6一対のプロパティのため、片方を読み込むともう片方も変化することがあります。
- ※7要素の高さは変わりません。
補足説明
表の罫線の太さや色などの書式が変更された場合は、表を選択しコンテキストメニューの[Excelファイルの書式の読み込み]でファイルを指定して更新することができます。