Q. ユーザー部材とユーザー記号の違いは
A1. 配置時に指定できる内容が異なります
A2. 登録できる属性情報が一部異なります
A3. 反映する接続口情報が異なります
出荷時に用意されているシステム部材、システム記号の他に、ユーザー部材またはユーザー記号に登録することでレブロの機器として使用することができます。どちらも複線部材と単線記号の切り替えが可能で、使用できるコマンドなども基本的には同じです。登録時の情報や使用できる接続口、配置時に指定できる内容が一部異なるため、図面に合わせて選択してください。
▼A1 配置時に指定できる内容が異なります
ユーザー部材
・複線部材または単線記号のどちらで配置するか選択が可能
・配置高さを直接入力して配置
・「用紙サイズ」で登録した単線記号のみ配置時に[単線の倍率]で変更が可能
(複線部材、「実寸サイズ」で登録した単線記号は変更できません。)
ユーザー記号
・単線記号のみで配置が可能(複線部材にしたい場合は、配置後に[単線/複線変更]コマンドで変更します。)
・単線記号に登録した高さで配置
(配置時にリボンで変更が可能ですが、部屋に配置する場合は登録した高さに配置します。)
・単線記号のサイズを変更して配置が可能(複線部材は変更できません。)
補足説明
配置後にユーザー部材、ユーザー記号の両方ともサイズ変更が可能です。単線記号は[記号サイズの変更]、複線部材は[拡大]コマンドを使用します。ユーザー記号の複線部材にパラメトリック部材を登録した場合のみ[プロパティ]-[部材パラメータ]で複線部材のサイズ変更が可能です。([拡大]で変倍してサイズ変更することはできません。)
配置後のサイズ変更の詳細については、FAQ「単線記号(機器記号)を配置後に、大きさを変えたい」をご確認ください。
※ユーザー記号に登録できる複線部材は、システム部材もしくは、PC上に登録されているユーザー部材です。
▼A2 登録できる属性情報が一部異なります
ユーザー部材
・部材情報をあらかじめ登録ができ、配置時にも編集して配置が可能
・単線記号にした際の複線部材の接続口の位置を調整して登録が可能
ユーザー記号
・単線記号のサイズを「横×縦」で登録が可能(登録時の縦横比を変更して記号のサイズ変更ができます。)
・単線記号の表現、電気属性の登録が可能
・配置する高さを登録
▼A3 反映する接続口情報が異なります
ユーザー部材
(複線部材)
・[ユーザー接続口]の接続口情報を反映
※単線記号に登録されている接続口情報は反映しません。
(単線記号)
・単線記号に登録した[ユーザー接続口]の「電気配線用」の接続口情報を反映
・複線部材に登録した[ユーザー接続口](「電気配線用」を除く)の接続口情報を反映
・[単線記号用接続口]の「電気配線用」の接続口情報を反映
ユーザー記号
(複線部材)
・[ユーザー接続口]の接続口情報を反映
※単線記号に登録されている接続口情報は反映しません。
(単線記号)
・[単線記号用接続口]の接続口情報を反映
※複線部材に登録されている接続口情報は反映しません。
補足説明
ユーザー接続口
[機器器具]タブ-[ユーザー接続口]
単線記号用接続口
[電気]タブ-[盤]横の[▼]-[単線記号用接続口]
[設計(機械)モード]
[配管]タブ-[水栓類]横の[▼]-[単線記号用接続口]
[ダクト]タブ-[ダクト器具]横の[▼]-[単線記号用接続口]
[単線記号用接続口]の「配管用」「ダクト用」は、[設計(機械)モード]のみ使用できます。
補足説明
ユーザー部材、ユーザー記号の登録方法や機能の詳細については、テクニカルガイド「ユーザー部材」「電気シンボルの登録」をご確認ください。