Q. 複数の配管や継手を1つの部材にしたい
A. 配管モジュールに変換します
複数の配管や継手を、グループ化ではなく1つの「配管モジュール」要素として変換すると、モジュールの名称や型番ごとに一括で選択したり、拾い集計で個数の集計をすることができます。また、ユーザー部材とは異なり、元の配管や継手の状態での編集も可能なため、使用頻度の高い組み合わせをモジュール化することで、作図・加工の効率化が図れます。
モジュール化したい要素(作図済みの配管、継手など)を、Ctrlキーを長押ししながら複数選択します。
コンテキストメニューから[配管モジュールに変換]を選択します。
または、[配管]タブ-[モジュールに変換]からもコマンドを起動できます。
名称や型番を文字入力で設定します。[リンクの挿入 ]をクリックすると、モジュール内の要素のプロパティ項目を記入することができます。
参照したいプロパティ項目を選択し、[OK]をクリックします。要素のプロパティの値とリンクした文字の記入ができます。
配管モジュールの基準要素を変更します。[基準要素の変更]をクリックし、基準となる要素を選択します。
選択した要素の基準点がモジュールの基準点となります。
また、モジュールのプロパティは基準要素の値が表示されます。
※変更しない場合は、最初に選択した要素が基準要素になります。
[OK]をクリックすると、指定した要素が配管モジュール要素として部品化されます。
補足説明
[配管]タブ-[編集開始]で一時的に元の要素に分解して、個別に編集することができます。[編集終了]をクリックして終了します。 [設定]で名称や型番、基準要素の変更ができます。
[分解]でモジュール化を解除し、元の配管や継手の状態に戻すことができます。
補足説明
配管モジュール要素はライブラリに登録することで、同じ配管モジュールを繰り返し呼び出して利用することができます。挿入時はルートに合わせて用途が切り替わります。
※ライブラリへの登録方法の詳細は、FAQ「よく使う機器と配管の組み合わせを保存したい」をご参照下さい。
補足説明
モジュールの拾い集計を「集計する」にした場合、[ツール]タブ-[拾い集計]を行うと、配管モジュールの個数を計上することができます。
「集計しない」にした場合、元の要素のみ計上されます。