Q. 通り芯の交点を基準にして、他のフロアの同じ位置に要素をコピーして貼り付けたい
A.「高さの基準」を、コピーする要素の基準フロア名に変更してから[基準位置を指定してコピー]をします
[基準位置を指定してコピー]で要素を複写する際に通り芯の交点で基準位置を取得すると、通り芯の高さが貼り付け時の基準高さになります。
通り芯の高さは、[フロアの設定]-[高さの基準]で設定したフロアラインの高さ(Z=0)です。
基準位置(通り芯の交点)と複写した要素間の相対的な高さを維持した状態で貼り付けます。
他の階に複写する場合、[高さの基準]を要素の基準フロアに変更してから複写すると、貼り付け時に配置する基準フロアを指定して貼り付けをすることができます。
(例)基準フロア「2FL」の要素を複写し、3FLに貼り付けます。
「高さの基準」を「2FL」に変更します。
基準フロアの変更]ダイアログの「データ全体を移動する」を選択します。
原点の高さが2FLのフロアラインに移動します。
複写する要素を選択し、コンテキストメニューの[複写–基準位置を指定してコピー]をクリックします。
基準位置を通り芯の交点で指定します。
要素を貼り付けます。
コンテキストメニューの[貼り付け]をクリックします。
「高さ」にチェックを入れ、「3FL」の「0㎜」を指定します。
基準位置の箇所でクリックし、要素を貼り付けます。
要素が3FLに貼り付けられます。
貼り付けた要素の基準フロアは「3FL」になります。
「高さの基準」を戻します。
[建築]タブの[フロアの設定]から「高さの基準」を「1FL」に戻します。