MACS2023 第15回 スマート空調衛生システム展 展示会レポート

4月12日(水)~14日(金)の3日間、東京ビッグサイトにて「MACS2023 第15回スマート空調衛生システム展」が開催されました。
本展示会は、「省エネ」「環境負荷軽減」「見える化」を実現する最新の空調衛生システム・設備・機器の最新情報を発信する空調衛生システムの専門展示会として、3日間合計で2万人以上の方々が来場され、非常に盛況な展示会となりました。


 
動画公開中

会期中、ブース内で開催したセミナーと同内容の動画を、オンラインで公開しております。
当日ご覧いただいた方も、お時間がなく見逃された方もどうぞご覧ください。
視聴をご希望の方は、下記リンクよりお申し込みください。

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当社ブースの様子

ブースではレブロの実機を展示し、実際の操作感をご体感いただきました。
また、Rebro2023の最新機能を中心としたブース内セミナーをご覧いただきました。
新機能について非常に高いご評価をいただき、各回ブースに収まらないほどの盛況ぶりとなりました。

他社BIMソリューションとの連携も関心が高く、セミナーやデモでじっくりご覧いただいたお客さまが多かったことが印象的でした。
実際に利用されているお客さまやご検討中のお客さまは、会場内の連携製品を取り扱う企業さまを回られている方も多く、
「タブレットで管理や進捗確認ができるのは便利。連携して効率良く管理できるなら嬉しい」とのお声もいただきました。
データを活用し業務を効率化するDXへの関心の高さが感じられました。

 

角ダクト作図・加工機能

レブロの基本操作として、直感的な操作である「ハンドル」機能や、「クイック結合」などを使い、早く簡単に作図がされていく様子をご紹介しました。

新機能として、角ダクト加工に関する機能のご紹介を行いました。
定尺長さの設定やルートの割り直し、エルボ・S管・ホッパーの分割機能などをご紹介しました。
さらに、角ダクト単品図出力機能の強化についてご覧いただきました。
複数の加工部材を寸法情報などを持たせて帳票出力することが可能になりました。

作図した図面は、フカガワさまのダクト制作専用CAM「FAirCAM」に専用リンクファイルとして渡すことができ、自動ネスティングなどが行えます。これにより、レブロで作図した図面からシームレスに角ダクト加工まで繋げることが可能です。

 

配管加工機能

初めに、配管の材料・サイズに応じた定尺の設定や、加工に必要な加工代の設定、各種加工図・帳票の出力などについてご紹介しました。これらは既に多くのお客さまにご利用いただいている基本的な配管加工機能となっております。

レブロではこのような部材の属性情報をご活用いただくことで、ヒューマンエラーの防止・業務効率化を実現できると考えております。

 

配管モジュール

新しい考え方として、配管モジュールの機能についてご紹介しました。フランジ・単管・継手といった複数部材の組み合わせを「モジュール」という1要素として定義することが可能となります。モジュール単位で編集・ルーティング・拾い集計などにも対応しています。

配管加工機能と併せてモジュールを基に業務を進めていただくことで、より高精度・高効率な配管加工へご活用いただけます。

 

図面の切り出し・統合

Rebro2023から、複数人でのワークシェアリングに対応するための「図面の切り出し・統合機能」を実装しました。

1つの図面を作図担当者ごとに選択範囲内で切り分けすることで、複数人で作業分担が可能となり、作業の効率化が見込める機能と弊社は考えております。

切り分けたエリアの境界にある配管やダクトルートの整合性について確認する機能もございます。サイズ違い・用途違い・芯のずれなど、不整合と思われる箇所を一覧表示します。

切り出した図面は相互に外部参照しているため、常に最新の図面をもとに整合性のチェックをおこなうことができ、確認後は読み込み機能で複数ファイルを1ファイルに統合することが可能です。

 

衛生配管の自動接続

トイレスペースの配管を自動作図する機能に対応しました。
衛生器具・掃除口・シャフトの竪管を選択することで、給水・汚水・通気の配管ルートを自動接続できます。

また、メイン管のサイズや、器具からの離れ距離、排水方式(合流方式/分流方式)などの設定を作成でき、接続後はハンドル機能にて微調整を行うことが可能です。

本機能により、ルート検討にかかる時間の省力化に期待できると考えております。

 

干渉検査の回避

干渉検査の回避機能を強化し、配管・ダクトと梁・機器・器具・柱・3D図形との干渉やルート同士の干渉回避に対応しました。

梁貫通・梁下への回避にも対応をしており回避コマンド後もハンドルにて調整を行うことも可能です。

 

出展者プレゼンテーションセミナー
「レブロで変わる設備工事。ダクト加工・配管加工と施工管理を繋ぐ新しい働き方のご提案」

4月12日(水)~14日(金)の3日間、出展社プレゼンテーション会場にて、上記セミナーで扱った題材のほか、Nexceed社製のアプリケーション「BIMXD」との連携やBI(ビジネスインテリジェンス)ツールとの連携についてご紹介いたしました。
「BIMXD」では、タブレットアプリとレブロが相互連携することで進捗状況の管理などにお役立ていただけます。

BIツールとは蓄積されたデータを分析し、その結果から得られる様々な知見を活かすためのITツールです。
本セミナーでは、「Power BI」を使用した例をご紹介しました。レブロ属性情報を「Power BI」へ取り込み、機器表や発注管理、計画と工事進捗の差などをダッシュボード化することが可能です。

 

ブース内の展示映像

会期中、ブース内大型モニタで展示していた映像です。

 


あらためまして、ブース内セミナー・プレゼンテーションセミナーをご覧いただいた皆さま、
また、当社展示ブースへお立ち寄りいただきました皆さまには、厚く御礼を申し上げます。

NYKシステムズは今後も展示会に出展予定です。出展情報はニュースメールで配信します。ぜひご登録ください。

セミナーでご紹介した機能・連携へのご質問や、デモをご希望のお客さまは、お気軽にお問い合わせください。

東京 03-5809-1256
大阪 06-6881-5052